フェラーリ初の電動車のベールが、10月9日に明かされる可能性が高まっています。CEOのベネデット・ヴィーニャ氏は、「常に進化を求めるフェラーリの姿勢が、新たなインフラであるE-ビルディングの開設につながった」と語り、フェラーリの新しい未来を切り開こうとしています。
フェラーリは現在、マラネッロ北部に位置するE-ビルディングでこの新しいEVを製造する予定です。この施設は昨年、マリオ・クチネッラによって設計され、フェラーリの電動車開発の拠点として注目されています。また、ボローニャ大学にはE-セルズ・ラボも設置され、電動駆動系とバッテリーの研究を進めています。
フェラーリが提供するのはエンジン音だけではありません。ヴィーニャ氏は、「ギアチェンジやブレーキ、直線と斜めの加速がフェラーリのドライブ体験を形成している」と強調しています。電動モーターも決して無音ではなく、運転体験に新たな次元を加える可能性があります。
昨年、フェラーリは0.7%の販売増を記録し、計13,752台を販売しました。特にヨーロッパ、中東、アフリカでの販売が増加しました。収益も11.8%、利益は16.7%増加し、業績は好調です。レーシングチームにはルイス・ハミルトンも加わり、今後の展開にも期待が高まります。
フェラーリは、10月9日に初の電動車を発表する可能性があります。新たに開設されたE-ビルディングでの製造が予定されており、マラネッロから未来のプランが始動します。販売も好調で、電動車がどのようにフェラーリの伝統を継承するかが注目です。
