- 発表機関: NHTSA
- 対象モデル: 2024年および2025年モデルのサイバートラック
- リコール件数: 約46,096台
- 問題点: 環境に脆弱な接着剤によるトリムパネルの剥離
サイバートラックは、2023年11月以降に製造された全台にリコール通知が出される事態となりました。接着剤が劣化する可能性があり、そのためにトリムパネルが剥がれる危険性があります。
テスラは、販売台数を他の車種と一緒に発表するため、サイバートラックの具体的な販売数は不明です。しかし、今回のリコールによって、サイバートラックの販売実績が暗示されています。46,000台以上のリコール件数は、2024年の販売が遅れている可能性を示唆しています。
- ホンダ CR-V: 6週間で46,000台販売
- フォード Fシリーズ: 3週間で発売し、販売
特に電動トラック市場全体が停滞しており、フォード F-150 ライトニングも2024年に33,510台の販売にとどまりました。
テスラの販売は2023年比で23%減少しており、CEOエロン・マスクの影響が大きいとされています。また、ユーザーや自動車ディーラーとの間で問題も報じられています。特にテキサスではディーラー保護法が障壁となり、サイバートラックの購入が難しい状況です。
サイバートラックは2024年のトラックオブザイヤーコンペで注目を集めましたが、最終的にはラム1500に敗れました。革新的なステアバイワイヤーシステムは高く評価されたものの、特に牽引範囲などの実用性には課題があるとされています。
NHTSAは、サイバートラックのオーナーに対し、キャントレールの異常を確認し、必要な修理を行うよう呼びかけています。部品の交換には、より耐久性のある接着剤を使用することが提案されています。