そんな中、フォードは迅速に対応し、ステッカー価格の調整に踏み切りました。具体的には、価格上昇は5月2日以降に生産される車両に適用され、6月後半には店舗でその影響を見ることになるでしょう。フォードの広報部によれば、この価格上昇は通常の年中イベントでの価格調整と、今回の関税の影響を反映したもので、関税のすべてのコストを消費者にそのまま負担させるわけではないと明言しています。
フォードのCEO、ジム・ファーレイ氏は、第一四半期の業績報告時に「関税が業界を混乱させた」と強調しました。年間業績のガイダンスは現在中断されており、第二四半期の業績発表時には更新が予定されています。関税により最大25億ドルの損失が見込まれる中、そのうち10億ドルは計画された対策で回収が可能であり、今回の価格調整もその対策の一部なのです。
現在、フォードは関税の影響を受けて輸入車価格の上昇を決定しました。消費者への影響を最小限に抑えるための努力を続けていますが、一部のコストは価格に反映されることになります。今後の業績発表にご注目ください。それでは、また次回お会いしましょう。