メルセデス・ベンツは、2027年までにアメリカにおける生産を70%まで増加させる計画を発表しました。アラバマ州ヴァンスにある工場で新しいモデルの製造が始まる予定ですが、具体的なモデル名はまだ明かされておりません。これまでにはCクラスやEクラスが話題に上がってきましたが、コンパクトSUVのGLCが生産される可能性が報じられています。SUV市場が盛んなアメリカでは、GLCの方が理にかなっているかもしれません。
GLCは現在、マイルドハイブリッドやプラグインハイブリッド、AMGパフォーマンスといった多彩なバリエーションが提供されています。また、2026年には新しい電動プラットフォームMB.EAを使ったGLCも登場する予定です。
1997年からメルセデス・ベンツの重要拠点となっているアラバマ州の工場は、最初にMクラスSUVの製造を開始しました。それ以来、RクラスやGLクラス、GLE、GLS Maybachといったモデルを生産してきました。また、2022年には電動SUVのEQSとEQE、さらに翌年にはメルセデス・マイバッハEQS SUVといったモデルも加わりました。
現在、同工場は約6,000人を雇用し、生産された車両の3分の2が輸出されています。
メルセデス・ベンツはアメリカでの生産を拡大し、新しいモデルをアラバマ州工場で製造する計画です。SUV市場の需要を考慮し、GLCの生産が最も可能性が高いとされています。加えて、電動化も視野に入れたラインナップが期待されております。