アキュラは、北米市場向けに初となる電気自動車「RSX」を発表いたしました。このRSXという名称は、かつてのクーペに用いられており、インテグラの後継モデルとして多くの方々に愛されました。この新型RSXは、再びインテグラに立ち返る形で今年中に生産を開始する予定でございます。
RSXは、電動アキュラZDXよりも小型で、ホンダが独自に開発したプラットフォームを採用しております。ハッチバックスタイルにクーペシルエットを組み合わせたデザインが特徴です。開発段階ではプロトタイプのテスト走行が既に始まっております。RSXはオハイオのホンダEVハブで製造される予定で、ZDXとは異なり、米国自動車メーカーのGMとの共同開発ではなく、完全にホンダの手によるものです。
ホンダの電気プラットフォームは、2026年以降に始まる「0シリーズ」にも使用される予定です。このシリーズには高級セダンやSUVがラインアップされます。また、ホンダはプリュードのハイブリッド版を投入し、本格的なクーペモデルの復活も視野に入れております。
今年は他にもアキュラADXやホンダパスポートといった新モデルが登場する予定です。特にパスポートのオフロード版「トレイルスポーツ」には注目が集まります。ホンダは2025年にさらなる販売の拡大を見込んでおり、特にハイブリッドとEVの成長に期待を寄せています。2024年はハイブリッド車が主力でございましたが、将来的には純EVの販売比率を増やしていく計画です。
新型アキュラRSXは、かつての人気車名を復活させた電動SUVであり、ホンダが独自に開発したプラットフォームにより、今後の電動化戦略の中心となることでしょう。新モデルの連続投入は、ホンダのビジネス拡大と次世代車両の普及に大きく貢献すると期待されています。