アウディ、新コンセプトでオフロードEVの可能性を探る

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アウディ、新コンセプトでオフロードEVの可能性を探る - 画像はイメージ目的のみです
2025/01/27autoweek

ポータルアクスルで進化したQ6 e-tron

アウディがオーストリアのキッツビュールで発表した「Q6 e-tron offroad concept」は、ポータルアクスルを搭載し、最大45度の傾斜を登る能力を持っています。車幅が24.9センチメートル広がり、高さも16センチメートル上がっています。

スポーティさからオフロードへ

これまでアウディは主に路上のスポーティなEVモデルに注力してきました。しかし、このコンセプトカーにより、オフロード性能に新たな地平を開く意欲を示しています。

ポータルアクスルのメリット

このコンセプトSUVは、ポータルアクスルによりホイールトルクが50%増加し、車の最高速度は時速108マイルに制限されるものの、強力なトルクを提供します。車両の結合トルクは9,883 lb-ftに達し、従来より3,245 lb-ft増加しました。

ベースモデルの仕様

Q6 e-tronの通常版は94.4-kWhのバッテリーを搭載し、800ボルトの電圧設計が特徴です。デュアルモーター仕様で375馬力と428 lb-ftのトルクを生み出し、EPAによれば航続距離は307マイルとなっています。

コンセプトの意義

アウディのGernot Döllner CEOは、「Q6 e-tron offroad conceptはquattroの再解釈です。この車両は新たな可能性を示し、顧客の反応を楽しみにしています」と述べました。

市販化は未定

現在はコンセプトとしての発表にとどまっており、市販化の予定は未定です。今後、市場に導入される可能性は低いですが、アウディはいつの日か、オフロードに特化したEVモデルで新たな挑戦を考えているかもしれません。

  

要約: アウディは「Q6 e-tron offroad concept」でポータルアクスルを採用し、オフロード用EVの可能性を探りました。この車両は市場投入は検討されていませんが、quattroの再解釈として新たな地平を示しています。

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