世界的に有名なデザイナー、ラルフ・ローレンがかつて所有していた旧式のフェラーリF50が、16年もの間世間の目から隠れておりました。しかし、その希少な車が再び注目を集めております。
この1995年製フェラーリF50は、たった349台しか製造されず、米国仕様はわずか55台。その中でも「ジャッロ・モデナ(黄色)」で仕上げられたのはわずか2台のみです。
ラルフ・ローレンはこの車を新車で購入し、2003年まで8年間大切に所有されました。その後、車両はフロリダのディーラーを経て、現在の所有者である夫妻の手に渡りました。彼らはこの車を自身のプライベートコレクションとして楽しんでいたため、ほとんど公衆の目に触れることはありませんでした。
今回のRMサザビーズのモントレー・オークションで再び販売されるこのF50は、5,400マイル未満しか走行していない完璧なコンディションを誇ります。昨年にはフェラーリ・クラシケ認証も更新され、その詳細なメンテナンス履歴も残されています。
この車は、フェラーリF1エンジンから直接派生した4.7リットルの自然吸気V12エンジンを搭載しており、その希少性は価格に反映されています。RMサザビーズは、この貴重なF50が650万ドルから750万ドルで落札されると予測しています。
ラルフ・ローレンが所有されていた希少なフェラーリF50が、16年ぶりに市場に登場します。少ない走行距離と最新のメンテナンスにより、650万ドル以上の高値が期待されています。この黄色のF50は、まさにコレクターズアイテムとなる一台です。