ミシガンに新たな本拠地:Italdesignが米国進出を加速

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2025/01/10autoweek

Italdesignの新展開

イタルデザインは、ミシガン州ブルームフィールドヒルズに米国本社を設立すると発表いたしました。デトロイト近郊に拠点を置くことで、米国の自動車メーカーとの連携を強化いたします。この立地は自動車産業の中心地に位置し、アメリカのパートナーとより密接に活動するための重要な戦略的選択です。

なぜミシガンを選んだのか

イタルデザインのグローバルCEOであるアントニオ・カス氏は、次のように述べています。「アメリカは我々のグローバル戦略において重要な役割を果たしています。市場で提供できる幅広いサービスを主要な自動車プレイヤーに提供いたします。」このサービスには、スタイリング、エンジニアリング、プロトタイピングなどが含まれます。

地元経済への影響

この拠点設立により、24の雇用が地域にもたらされると見込まれ、2,000万ドル以上の投資が地域経済に貢献する予定です。さらに、ミシガンビジネス開発プログラム(MBDP)から20万ドルの助成金を受け取ります。

Italdesignの近年の動き

イタルデザインは近年、50周年を記念して製作されたNissan GT-R50をはじめ、数々のプロジェクトを手掛けています。また、Williams Advanced Engineeringとの提携で電動車のモジュラープラットフォームを開発しております。

今年のCESでは、「Quintessenza」と名付けられたコンセプトカーを披露しました。この電気自動車はオーストラリア風のピックアップとイタリアのGTを融合したデザインで、777馬力を誇る150キロワット時のバッテリーと3基のモーターを搭載しています。しかし、この車両の生産の実現可能性は不確かです。

未来への展望

過去数十年でイタリア系デザインハウスが生き残るための手段として、イタルデザインは大企業やスタートアップ向けの契約エンジニアリングやプロトタイピングに注力しています。

イタルデザインUSAのCEOであるファブリツィオ・ミナ氏は、「ミシガンに拠点を構えることで、アメリカの顧客への迅速かつ高品質なサービスを提供できます」と述べ、地域の自動車産業との連携を強化するための拠点設立の意義を強調しました。

  

要約

イタルデザインは、ミシガン州ブルームフィールドヒルズに本拠地を設立し、アメリカの自動車市場での地位を強化します。地域経済への貢献も期待される中、同社はスタートアップや大手自動車メーカーとのパートナーシップをさらに進展させる意向です。

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