パイナップルで車内を彩る！？ ルノーの革新的な試み

ルノーが、車の内装にパイナップルを使用するプロジェクトを進めています。この新たな試みは、バナナに続く次なる「トロピカル」な一歩を象徴します。自動車部品メーカーのForviaとの協力により、パイナップルの葉からつくられた丈夫な繊維を用いた内装材を開発しています。

パイナップル繊維の実用化へ

ルノーは、2024年に公開する予定のコンセプトカー「Emblème」で、この新技術を披露しました。この車は、二酸化炭素排出量削減を目指す取り組みの一環として開発されています。実際、Emblèmeは2019年のガソリン車と比較して、90%の削減を達成しています。

食品との競合を避ける素材選び

Forviaのマーケティングディレクター、ブノワ・タイランド氏は、パイナップル繊維が動物皮革の代替となる低CO2素材であり、人間の食料と競合しない点を強調します。さらに、ノルマンディー産のリネンも利用することで、さらなるCO2削減を実現しており、2020年のメガーヌと比べて72%の削減に成功しています。

パイナップルが未来の家族車市場を変える？

Emblèmeは実用的なデモカーとして、量産の可能性があるとされています。以前フォルクスワーゲン・フォックスでは、同じパイナップル科のキュラウア植物が使用されていた実績もあり、今後の自動車内装のトレンドとして注目されることでしょう。

  

まとめ: ルノーは、持続可能な内装素材としてパイナップル葉を使用することで、環境負荷の削減を目指しています。この実用的なアプローチは、私たちが持続可能な車の内装を考える視点を変えていくことでしょう。