BMWは、この競争力あるセグメントに「Competition Sport(CS)」版を導入しました。3.0リッターターボ直列6気筒エンジンは、通常のCompetitionの523馬力から542馬力に増強。8速デュアルクラッチと四輪駆動が組み合わさり、0-100km/hを3.6秒で加速し、最高速度299km/hを誇ります。11.7秒で0-200km/hに達し、50-100km/h加速も驚異的な速さです。
20馬力を追加するため、コンピューター制御が改良され、エンジンに新たなターボチャージャーが搭載されました。エンジンマウントも強化され、専用のチタン製サイレンサーが採用されています。このサイレンサーはMモード(スポーツ、スポーツプラス)で音質を切り替えることが可能です。
外装にはレッドのラインが施され、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)のボンネット、スプリッター、ミラーキャップなどによりスポーティさが強調されています。
内装にはCSバッジやカーボンバケットシート、CFRP製パドルシフトが装備されています。車重は1,865kgのM3 Touringから15kg軽量化されました。専用の鍛造ホイール(19インチ/20インチ)や緑、青、白、サファイアブラックの車体色も選べます。
このM3 CS Touringは限定生産され、具体的な生産台数は公開されていませんが、特別なモデルとして注目されています。価格も高めに設定されることが予想されますが、その価値は十分にあります。性能と実用性を兼ね備えたこのモデル、ぜひお見逃しなく。