2025年型エクスペディションSSVは、2つの座席配置を選択できます。標準の2列シート版と、3列シートを備えたエクスペディション・マックスSSVです。特に、3列目の60/40パワーフォールド機能が特徴で、警察装備の収納にも適しています。また、スプリットゲートを装備し、最大500ポンドまでの荷重をサポートする機能があり、機材への迅速なアクセスが可能です。
エクスペディションSSVの外装には、警察用の標準装備が充実しています。ライトバーやAピラーのスポットライト、フロントバンパーのプッシュバーなどが含まれています。さらに、18インチのアルミホイールにはオールテレーンタイヤが装着されており、フルサイズスペアタイヤも標準装備です。
このモデルは、フォードの3.5リッターEcoBoost V-6エンジンから400馬力を発揮します。10速オートマチックトランスミッションを通じて、常時4WDに対応しています。この設定により、最大9,600ポンドまでの牽引が可能です。追加機能として、トレーラーヒッチアシストやBLIS(ブラインドスポットインフォメーションシステム)なども搭載されています。
車内では、24インチのパノラマディスプレイやGoogleアシスタント、Alexaが組み込まれたFord Digital Experienceが特徴です。ダイアル式シフターを残しているため、通信機器やコンピューターの設置スペースが確保されています。さらに、前方衝突警告と緊急ブレーキ、インターセクションアシストなどの新たなドライバー補助機能が装備されています。
エクスペディションSSVは、ダークカー機能やPAITROといった警察専用機能も備えています。座席は布製で床はビニールで覆われており、メンテナンスも簡単です。車両はケンタッキー州のトラック工場で組み立てられ、警察用にすぐに利用可能です。
フォード・エクスペディションの2025年モデルは、警察仕様のSSVとして新たに進化を遂げています。座席配置や外装のライト、強力なエンジン性能、警察専用の内部機能が備わっており、直ちに業務に投入できる一台です。